口腔外科とは、歯や歯肉の病気のみに関わらず、口腔を構成する組織、頬や舌、顎、くちびるや目に見えない口の中の組織部、骨などの病気の治療を行います。治療法としては外科的な治療が多く、大きな病気になると口腔の腫瘍の治療などもあります。軽度な病気では顎の骨の骨折や顎関節症、親知らずや口内炎の治療などがあります。また、歯の移植や近年治療例が多くなってきているインプラントも口腔外科のひとつです。

斜めにはえてくることが多い親知らずは、隣の歯だけでなく全体の歯並びに影響を及ぼします。そうすると噛み合わせが悪くなり、歯だけでなく身体的な疾患の原因にもなってきます。
一番奥にはえてくるため、うまくブラッシングが出来ずに虫歯や歯周病になりやすくなるため、治療は基本的に抜歯いたします。また、親知らずのみならず、その周囲の歯までも虫歯・歯周病になってしまいます。

最近では歯を失ったときの代表的な治療法としてあげられるほど注目を集めてきたインプラント治療は、今までの入れ歯・差し歯やブリッジなどと違い、歯を失ったところにインプラントと言うチタン製の人工歯根を直接顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を取り付け再び噛む機能を回復させる治療法です。今まで入れ歯では装着感に違和感を感じたり、食べたいものも自由に食べれないものが多かったのですが、インプラントは天然の歯と変わらないほどの噛み心地を得られます。また、ブリッジのように隣の健康な歯を削る必要もなく、一本からでも治療が可能となります。付け心地も気にならず美しい自然な歯に近い見栄えがあります。